学んC"hina,いらっChina!      ~出発前の中国おもしろ情報サイト

中国在住5年目の管理人が、中国と中国人がもっとわかるニュースを、おもしろ画像満載で更新中。渡航前準備・海外旅行保険付クレジットや銀聯カード・キャッシュパスポートの使用レポートも充実してます。

2011年12月

中国人ブログ:向上した日本人の素養&中国人の素養


 前回のモラルない業界トップ10の堂々1位、「教育」。


日本の教育にも問題点は多々ありますが、中国人の友人たちから見ると、

  
   「日本=清潔な街・マナーのある人々」

というイメージがあるようです。先日の東北地震被災地の人々の行動も、

世界、特に中国から高い評価を受けていました。

 でも、日本人の素養ってどのように培われてきたのでしょうか?

    中国の学校での素養教育はどうなのでしょうか?

今日はそんな日中の道徳教育の記事を紹介。

中国人ブログガーが日本人の素養が向上した理由を紹介し、

中国はどこを学ぶべきか分析しています。

ちょっと日本を評価しすぎな部分はまぁ置いといて…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【ある中国人のブログ】:

日本人の素養が昔に比べて向上した理由



                  東北地震後に報道された、静かに列に並ぶ日本人の様子。 

 
日本人の友人から聞いた話がある。

 日本は清潔な国で、日本人は素養が高いといわれているが、

40年ほど前の日本人の素養は低かったという。

日本人たちはホテルの中でも大声で喋り、ゴミをポイ捨てし、信号を守らずに

道路を横断していたという。また、河川は汚染され、空気もきれいではなかったそうだ。

そして、これらは徐々に改善されたうえで、現在に至るのだという。


   



 ある調査によると、世界で最も好印象を受ける国は日本だという。

これは単純に日本が清潔で美しい国だからではなく、

国民の素養が非常に高い国だからであろう。

  日本は中国と同じく、9年生の義務教育制度を採っているが、この教育プログラムは非常に完成されているのだと思う。

日本の義務教育は、素養に対する教育と知識に対する教育とが高い水準で結合したものである。

中国の義務教育の目的はあくまでも知識に対する教育
である。


 私が思う中国の義務教育とは、大学に入学し、就職するための過程に過ぎない。

日本の義務教育も社会への重要な過程ではあることには変わりないが、さらに重要なのは

子供たちに対して、人として最も基本的な常識や礼儀、教養を教えることなのである。



  例えば、公共の場所では大声を出してはいけないこと、道路を渡るときは

交通規則を守ること、他人には出来るだけ迷惑をかけないようにすること、

ご飯を食べるときには貧乏ゆすりをしないようにすること
など、枚挙に暇が無い。

さらには様々な災害に対する訓練や生命の尊重など、一見すれば小さな教育

ではあるが、これらの積み重ねが日本社会の今を作り上げているのである。




 それに比べ、中国での素養に対する教育は各家庭に委ねられており、

         教育機構がその責任を負うことは無い


そのため、中国人の個々人の素養にはバラつきが存在するのである。
 



  学術的に優秀な人材を養成することよりもさらに重要なことは、

良好な公共道徳及び社会人としての基本的常識をもつ人材を養成することだと、

私は思っている。


私は中国人の素養を高めるために、日本の義務教育の良い点に学ぶべきだと提言したい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なるほど…こういう記事を読むと、日本の学校教育が良いかどうかは別として、

中国人が憂慮する、今の学校教育の道徳・素養面の改善点が見えてきますね。



資料:Searchina

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0410&f=national_0410_014.shtml


 


過酷な石炭発掘の世界を描いた映画:『盲井/Blind Shaft』


 前回の中国モラルない業界ランキングで、食品・医療業界を差し置いて見事2位を獲得した「石炭採掘場」。あんまり私達にはなじみのない世界ですよね


今日はそんな中国の過酷な石炭採掘場とそこに暮らす人々を描いて、中国国内だけでなく、海外でも大きな反響を呼んだ、

『盲井/Blind Shaftを紹介します。



 

 実はこの映画、第53回のベルリン映画祭で、チャン・イーモウの『英雄/ヒーロー』を破って銀熊賞を受賞、2003年にはフランスのドーヴィル・アジア映画祭で最優秀作品賞他5つの賞を獲得した、中・独共同制作の作品です。

 監督の李揚(リー・ヤン)、主演の李易祥(リー・イーシャン)もそれほど有名ではなく、そのせいか余計に人々の注目を浴びています。


 この映画は、人間性を奥深くまで描写した作品です。

 辺鄙な鉱山に住みついた二人組の男が、出稼ぎに来た人に「鉱山には良い仕事がある」と言って騙し、鉱山に連れてきます。そして真っ暗な石炭坑内でその人を殺し、殺害現場を事故が起きたように偽装してから、被害者の家族を装って鉱山主に賠償を請求するのです。


 二人はつぎつぎと人を殺害していき、人間としての良心を失っていきます。しかしある日、ある男の子を標的にするのですが、その子がまたとっても純粋でかわいい子で、詐欺師の一人は、自分を純粋に信じて頼ってくる男の子を護ろうとする良心と、金を稼ぎたいという貪欲さの狭間で、ジレンマに陥っていきます。
 しかし相方も、子供に情が移った彼に気づき始め……




 この作品はそのタイトルも表しているように、
ブラインド(暗闇)
となっている炭坑内でで、
ブラインド(自分を見失う)に陥った人間性を描写しているという二重の意味で作品に深みを与えています。


 ちなみに後日談で、撮影に使用された炭坑は、地理的条件の厳しい個人経営のところだったため、地下で20数時間撮影をして地上に上がってきた後、2時間後にはトンネルが崩落してしまった、というエピソードもあるようです。


 そんな過酷な背景の故か、人物の緊迫した心情のリアルさが良くにじみ出ています。


これを見れば中国の石炭業界事情が分かる!

労働者の生活は、経済発展した今日も変わりません。



         みんなでお風呂。

…しかしなんで中国人の家って新聞が壁に貼ってあるんだろう…

 うーん、中国の美的感覚を疑ってしまうのはこんな所からです…


 中国の映画にしては誇張なしのすごくリアルな、汚いところにフタをせず正面切って扱った勇気ある映画です。

 一応映画が見られる中国のサイトをリンク貼っておきますが、日本から見られるかどうか…試してみてください。


あっ ちなみに当然中国語字幕のみですが。


http://www.56.com/u34/v_NjUzOTQ0OTU.html

http://www.tudou.com/programs/view/Y7Q8i4HxAyM

http://www.ccdao.com/video/?26128-0-0.html




 

中国のモラルなき業界ワースト10 その2

前回に引き続き、モラルの悪い業界シリーズ、カウントダウンです


皆さんの上位予想はどうですか??



(注意)まずは1を読んでからこちらに目を通してくださいね。


---------------------------------
--------


第4位:製薬業界


 中国の製薬業界は独特だ。第一に新薬が多い。第二に薬品工場が多い。

この二項目なら世界一だ。しかし、研究開発力が強いというわけではない。

 中国で医薬品販売において最も重視されるのは、宣伝医師の買収である。

開発は二の次で、古い処方や、外国で開発されたジェネリック医薬品が

「新薬」として売り出される。


 これらの状況の前提には業界と医薬品監査局の結託がある。

先日死刑になった医薬品監査局の局長は任期期間中数万種以上の薬品を、

ひどいときには1年間で1万種以上も認可してきた。内情を知る人物によると、

新薬の申請部門には賄賂を持ってきた人であふれ、賄賂さえ贈れば、3分で

認可が下りたという。笑い話にも程がある。
 


…大阪の心斎橋で、中国人がみな薬や化粧品をドッサリ買っていたけど、コレ見て納得です。

自分の国の薬を信用できないって…悲しいことですね。


第3位:医療業界


 中国の医療業界のレベルはピンキリである。患者の立場が弱いのを

いいことに、悪徳病院ははばかることなく、医療の名の元堂々と詐欺している。

 中国東北地方でもベスト3に入る有名病院に入院した人によると、入院時に

同室の患者に「支払いの際は必ず明細書を確認した方がいいですよ」

というアドバイスを受けたそうだ。

「有名病院でまさかそんなことが」と思っていたそうだが、念のため確認した所

どの項目にも訳のわからない費用が加算されていた。彼はひとつひとつの項

目につき病院側と争い、最後には事が大きくなることを恐れた病院側が折れ、

請求額の半分を返金してきたという。

 良心的な病院もあるにはあるが、まだ大都市にしかなく、また圧倒的に数が

少ない。地域密着型の良心的な病院の設立が待たれる。


…中国は救急車も有料、手術代も前払いなので、緊急時に日本ではありえないトラブルが発生します。時々起るのは、事故が起きても通りすがりの人は救急車を呼ばないで放置。…救急車や手術費までが通報者に請求されるのを恐れるからだそうです。ううっ。医療が完全にビジネスですよね。…今回初めて日本の医療制度に感謝しました。


2位:民間石炭採掘業


 この業界は黒いと言われるが仕事環境だけでなく、生存環境のことも言う。


多くの経営者はヤクザを用心棒とし、未公開株を使って地方政府を買収


しているらしい。基本的に納税せず従業員が死亡すればすぐ埋めて隠

してしまう


 そして、売り上げは即刻国内外の隠し口座に送金、会社には「余裕」がない

ように偽装する。そして事故が起きた場合の賠償を免れようとしているのだ。


彼らは金の使い方を知らないため、往々に豪邸や高級車等に費やされる。

そんな金がありながら作業場の設備や従業員の保険には金をかけたがらない

 自分達の贅沢のために使った金が、ひとりひとりの従業員のまさに汗と血の

結晶であることを考えたことがあるのだろうか。




               この石炭採掘の世界については次回に詳しく紹介します。



第1位:教育業界


 教育業界の腐敗は、教育の金銭化産業化が諸悪の根源である。

金のために「敬愛すべき」教師はあっという間に落ちぶれてしまった。


 子どもの成長には子どもと親と教師との関係が深く関与していることが

研究で証明されているが、現在の学校教育はどうだろう。



幼稚園では賄賂を渡さなければ子どもは誉められもせず、小学校では

賄賂を渡さなかったためにクラスメイトの前で恥をかかされ、中学・高校では


進学率のために体育の授業と課外活動が中止になり……

誰も子どもに人としての素養の教育を施さない。

結果として「もやしっ子」や「試験マシン」を作り上げるのである。


 食品業界のモラル崩壊が人の健康を脅かしているなら、

 教育業界のモラル崩壊は人の人格と精神を破壊していく。



 身体の病気は病院で治すこともできるが、精神となるとなかなかそうも

いかない。また、最も憂うべきはそれが青少年の身に起こっており、そういう

人材が将来国を背負うことになるということだ。


 大学は学生募集を達成するため、多くの半人前を無理矢理「就職させる」。

これら一連の「教育」は子ども達の心に傷を残し、人格さえも変えてしまうだろう。


結局金のために子ども達が犠牲になっているのだ。


目先の利益に目がくらんだ教育業界のモラルの欠如は、結局は未来の国の根幹を

揺るがすことになる。それが教育業界の堕落がワースト1に挙げられる理由なのである。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

…うううっ。予想よりもナカナカの内容でした(涙)

1位が教育かぁ…。道徳・良心の教育が軽視されてるのは残念ですが現実ですね。

日本語科の大学院生に聞いてみると、学生時代の賄賂はホント普通なんだそうです。教室の席も成績順で決まるので、親たちは賄賂を渡して前に座れるようにするそうです。彼も最初は不公平だ!と思うそうなんですが、そんなことばっかりなので、だんだん何も思わなくなるんだ、と…

子供の時からそうやって賄賂に触れて育っていくんですね…
はぁーっ



参照:看中国網
    http://www.showchina.org/

 

ブログ引越しのお知らせ
 livedoor blogのPICSサービス終了のため、中国国内から画像閲覧ができなくなりました。

新しいブログはこちらからアクセスください。
 
http://iracchina.blog.so-net.ne.jp/2013-05-21
中国出発準備に役立ちますよ
ランキング参加中ですので。。
ブログ内を検索できます
便利機能搭載ですね
今日のおススメ
  • ライブドアブログ