中国に来る前に、来てからもっと中国をよく理解するために、おススメの本があります。


中国人と日本人 (中公文庫)

中国人と日本人 (中公文庫)
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 著者は日本人と台湾人のハーフの邸永漢、実業家・作家・経済評論家・経営コンサルタント。株の名人で、「金儲けの神様」と呼ばれるほど両国の金融、社会に深く精通している人です。この本は彼の専門の金融からはちょっと離れて、日中の文化の差にスポットを当てた本です。


ちらっと目次を紹介すると…


 こんなにも違う中国人と日本人

   日中で違う箸の形と置き方の意味

   魚の食べ方で生い立ちの違いがわかる  

   日本人の江戸前、中国人の山珍海味

   チーズと納豆で中国人があぶり出せる

   コリアンダを食べさせたら日本人かわかる

   漢字文化(中国)の完成度とカナ文化(日本)の融通性

   日本人は職人、中国人は商人

   税金の取り方一つでも職人と商人は違う


 社会主義市場経済をバカにするな   
   中国人に理解できない公益優先の思想

   これほど政府を信用しない国民も珍しい

   日本が会社社会なら、中国は人間関係社会

   「不惜身命」と「生命あっての物種」

   日本人の自己批判、中国人の自画自賛

   中国の市場経済化は、単なる資本主義の復活ではない


 過去にこだわって未来を見誤るな

   お金の次に大切なものは義理人情

   初期の対中国投資はなぜ失敗したか

   「会社」社用族をしのぐ「社会主義」社用族

   大陸で成功したかったら華僑と組め

   中国人と韓国人の区別もつかない日本人

   「大中華経済圏」はもうそこまで来ている



この本、出版されて割と時間が経っているのですが、著者の分析はまさしくその通りになってきてるんですー!

 この本の面白いところは、前半に食文化の違いなど、中国に接する機会のない人にも分かるような内容を、後半は経済・投資に興味ある人や中国に接点のある人が、より一層中国を理解できるようになっているので、一気に読めます。

ある人曰く、
「わかりやすい文章でさらりと本質をえぐっている」
 的を射た表現です。

 最近日本の本屋で見かけるような、偏りのある視点ではなく、著者自身が日本と台湾中国の両方をよく理解しているので、
それぞれに愛情のある、それでいて鋭い観察と分析力があり、安心と説得力に満ちています。

邸永漢の本をたくさん読んで、レビューをアップされている方のサイトを見つけました。私のつたない紹介よりきっとおススメです。

↓↓クリック↓↓
http://nsguitarns.blogspot.com/

他にもこんな本も。



中国次のテーマは食糧不足中国次のテーマは食糧不足
著者:邱 永漢
販売元:グラフ社
(2011-03-25)
販売元:Amazon.co.jp
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 …ここまで書いて、あぁなんと日本語の表現力が低下していることか…。
うーん冒頭と文末がシックリ来ないってどーゆーこと?!
ちょっと書いては消し、書いては消しって感じです。
学校の読書感想文とかけっこう得意だったのになぁ~(涙)

 私が初めてこの本を読んだのは中国に行く前なので確か4,5年前だったけど、中国人の友人たちの価値観を理解したり、日本語を教える点でも助けられました。

 今回中国に興味を持ちだした友人たちのためにこの本を久しぶりに引っぱり出してパラパラしてるんですが、改めてこの本の説得力、分析力の高さに驚きました。
 中国生活が長くなってきて、この本のすべての説明が理解できてきたような気がします。


そのうち時間を見つけて、この本をベースに私の思ったことなどをアップしていこうと思います。こんな感じで↓↓


息抜き程度に少しずつ更新してるだけなので、いつになることやら…

  その2-箸の置き方・形で文化の差がわかる!

  その3-日本料理・中華料理・フランス料理

     ~中国人が中華の次に好きなのは?!~

  その4-日本と中国、まったく違う日中食文化おもしろエピソード

  その5-漢字文化(中国)とカナ文化(日本)
     ~言語でわかる思想の違い

  その6-気質の違い ~日本人は職人、中国人は商人~




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