さてさて授業開始です。
「みんなの日本語」第1課、「わたしは~です」の部分を一応準備していたのですが、トーゼンそんなレベルぢゃなく。「あいうえお」の50音から開始です。
日本語の発音の部分、私も詳しくないんですが、
「ざじずぜぞ」 と
「だぢづでど」 の「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の発音は同じですか?と質問されたんですが…
ほぼ同じですよ、使い方の違いですと説明したのですが…あってますか?
どなたか詳しい方おられましたら教えてください。
ちなみに「す」の音も、正確には「su」ではなくて、「si」になります。「ありがとうございます」と言う時は、口をすぼめて「su」とは言いませんもんね。
普段日本人が何気なく使っている言葉を外国人に教えるって面白いですよね
ひらがな、かたかなが終わったら、1つゲームをします。
その名も、「文字当てゲーム」
前の人の背中に1文字書いていって、最後の人が黒板に書く、という簡単なゲームなんですが、このゲーム、なかなか威力を発揮してくれるんです。
威力①:文字を識別しなければいけないので、みんな必死で覚えようとする。
威力②:最後に黒板に書く時の生徒の書き順、書き方から、生徒が間違えやすい書き方ミスを発見してすぐに訂正することができる。 「も」と「モ」、「さ」と「ち」の違い、「ミ」と「シ」、「な」の書き順など。
威力③:間違えから、ひらがな、かたかなの、よく似た形のものを発見することができる。「す」と「お」と「あ」、「め」と「ぬ」の違いなど。
教科書で学んだ事を実際に使ってみると、あやふやな部分がハッキリするんですね。何を理解していて、何を理解していないのか。
そして最大の威力④は…
日本語の授業が楽しい!と思ってもらうことです。
学生たちの中には、「特に日本語に興味なんてなかった、ただ何言語か選択したもののうち当たってしまったのが日本語だった」なんて子もいます。日本語を好きになれない状態で4年間ひたすら昼も夜も勉強…なんて辛すぎますよね。
なので第1回目の授業は、
「あ~楽しかったっ 日本語とって良かった」
と思ってもらえれば成功かな、と思っています。
その点この文字当てゲームは、ほっておいてもどんどん勝手に盛り上がってくれて、自分たちで書く文字を選ばせてあげると能動的に動き出します。中国の教育は「詰込み暗記式」の受動的なものなのですが、この会話の授業では自ら考えて、しゃべっていく能動さが必要です。なので
『私の会話の授業は、リラックスして、いっぱい笑ってたくさんしゃべっていいんだよ』ということを最初から生徒達に感じてもらえるようにしたいと思っています。
現に言語学では、笑いは記憶力と繋がっていることが証明されていますしね。
また色々な授業の様子を少しずつアップしていきます。
私もまだまだ模索中です。
皆さんはどんな方法で日本語を教えておられますか?
自分が言語を学んだ時の印象的な授業って、覚えておられますか?
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