前回は中国のペットのカラーリングを紹介しました。
しかし、ショー用だけで終わらないのが中国。
中にはこんな模様にされてしまう子たちも。
そうしてこんな明らかに染めたより悪質なのがこちら。
ブリーダーが子犬や子猫を高値で売るため、人気色に染めるケース。グレーのトイプードルを、人気色の茶色(テディベア色)に染めるだけで1~2万円高く売られます。
実際の染色現場…
北京市郊外に住む張さんは3月末、ペット市場で見かけた茶色のポメラニアンを2000元(約2万9000円)で買った。だが、洗う度に色落ちし、最近ではすっかり違う色に。元気に飛び跳ねていたのも最初だけだった。張さんは業者に抗議しようとしたが、時すでに遅し。
…もうコメントのしようがありません。
染められた子犬は、大量の薬液を浴びて瀕死状態になることも。売りに出される時だけ痛み止めが与えられ、元気を取り戻しますが、買われて1週間足らずで死んでしまうこともあるため、付いた名前が
”星期狗”(ウィークリードック)。
安全性が確認されていない染料を使って、子犬が失明しかかったり、皮膚から吸収される、ペットが身づくろいして飲み込んだりしてしまえば、命にかかわりかねない可能性もあると専門家は警告しています。
こんな写真も見つけました。
書いてあるのは、「メイク前」⇔「メイク後」
耳と顔周りのふさふさをつけて、ほ~らできあがり!
…って、イヤイヤ、あんまりです…
あまりに幼稚で単純、動物虐待と言われても仕方ありません。
そして極めつけはこちら。
一見ただの毛皮。
よくうちの街でも、毛皮を小さな荷台を引いて売ってる人がいるんですが…(大体がウィグル系の人達)。新聞の記事によると、ある男性がトラの毛皮を3000元で買ったが、その毛皮、実は…トラ柄に染めた犬の毛だったのです。
ううっ…ひどい犠牲になったワンちゃんたちを思うといたたまれません…
でも、一応言っておくと中国の大半の人たちは犬を家族のようにかわいがっているんですよ。ただなんせ人口が多いので、こういうありえない事を考えてしまう人もいるのも事実です…
どこの国でも、ペットは利己的な人間の犠牲になっています。
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