「遥かなる絆」(中国語:遥远的牵绊)
NHKで2009年に全6回で放映された中国残留孤児のドラマ
主演:鈴木杏・森下愛子・胡兵(フービン)・王 宗堯(グレゴリー・ウォン)
日本の中国残留孤児問題、といえば,大地の子(1995年・上川隆也主演)ですよね。
あれから14年、ノンフィクション『あの戦争から遠く離れて』をドラマ化。日中国交回復前の1970年、自力で日本への帰国を果たした残留孤児の父と、中国吉林省に留学した娘の、現在と過去の物語です。
あ、あかん…このドラマ、自分が中国に住んでるのと、こっちの現状にホントに忠実に描かれてるのとで、なんか感情移入しちゃって涙が勝手に…。・゚(゚`Д)゙
特に主人公(中国名:玉福)が中国人の母と別れる場面なんて…号泣モノでした。
まずは、あの大変な戦争の中で、殺されそうだった日本人の子を助け、自分の子供として必死に守り続けた中国人の母の愛!あの戦争の中で日本人の子供を育てていった、中国人の人達。本当に尊敬すべきことですよね…。
元々ノンフィクションなので、中国どんべいれん(中国の東北人)の言葉や人の気質、生活・戸籍の問題etc…を正確に描いています。
例えば『親孝行』。玉福は中国人のお母さんがどれだけ苦労して学校に行かせてくれたかを知っているので、母を貧しい農村暮らしから、一緒に暮らせるよう都会に呼び寄せます。しかし自分には日本人の血が流れている。日本の実親の消息を知りたい想いは、養母を愛する気持ちとはまた別のものなんだ!そう叫びます。養母も、玉福が実親を内緒で探していることを知り心が引き裂かれそうになります…。
また、4話では、日本から来た玉福の娘(鈴木杏)が中国で春節を過ごし、『べいふぁんれん(北方人)のあったかい歓迎』を受けた晩、布団の中で彼女は涙を抑える事ができなくなります。
「その時どうして涙が出たのか、自分でもどうしてか良くわからなかった。日本から遠く離れた土地で、私を家族と言ってくれ、深く愛してくれる人たちと一緒に新しい年を迎える。そのことが私の胸を熱くした…。」
主人公は念願の日本帰国を果たしますが、両親との再会の喜びはつかの間,『日本での再出発』に孤独、葛藤が待ち受けています…。
中国をもっとよく知りたい方
日中の歴史を学びたい方
いいドラマを見てほっくりしたい方
そして中国に住むすべての皆さん!
ぜひぜひオススメします!!★★★★★
中国日本両方の家族愛、友愛たっぷりの,
深い深いドラマです。
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ちなみに、このちょっと不幸が似合うさわやか青年、玉福役の王 宗堯(グレゴリー・ウォン)は香港出身、台湾の俳優&モデルさん。へ~ぇ。ドラマでは田舎少年役なのに都会のオシャレ~な俳優さんだったんですねーっ
吉林大学の娘の友人役は、胡兵(フービン)、大陸のモデル兼俳優さんなんだけど、この人すごいですよ。アジア発のルイヴィトン専属モデルになった、トップモデルなのです.こっちでもよく彼のポスター目にします。2人とも日本語うまいなぁ。
もう一つの収穫は、森下愛子ってきれーな女優さんだって気が付いたコト!…だっていっつもクドカン映画じゃぐだぐだの役ばっかだったから(笑)。
詳しくは番組HPへ。
http://www.nhk.or.jp/dodra/harukanaru/index.html
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